しょうみー'sミニ見に映画blog

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005: 恋と嘘 10/14(土)公開

こんにちは

 

小未 しょうみ

と申します。

 

今回は『恋と嘘

配給:ショウゲート / 日本 / 106分

(ネタバレ一切なしの感想のみ述べてます)


   
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 監督:古澤健

出演:森川葵 / 北村匠海 / 佐藤寛太

         徳井義実 / 遠藤章造 / 木下ほうか

         温水洋一

 

《ストーリー》

 少子化が進んだ未来の日本では“政府”が国民の遺伝子情報を分析し最良の結婚相手を“通知”する「超・少子化対策法」が施行されていた。

“政府通知”が来ると自由恋愛は禁止となるものの、遺伝子レベルでのマッチングシステムは功を奏し、“科学の赤い糸”と呼ばれ、幸せな結婚のかたちとして定着していた。
人よりちょっと優柔不断な仁坂葵は、通知が教えてくれる相手をずっと心待ちにしている女子高生。

そんな葵は、誕生日前日、幼なじみの司馬優翔に突然「好きだ」と告白される。

小さな頃からいつもそばにいてくれる心優しい優翔の気持ちに戸惑う葵のもとに、無口でミステリアスな高千穂蒼佑が政府通知の相手として現れる。

葵は蒼佑に心惹かれていくのだが…。

 

 
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ちょっと特殊な恋愛模様を描く作品です。

 

"政府通知"は、少子化を憂いた政府が作った、18歳になったら、国民の遺伝子情報をもとに最良のパートナーを通知してもらう制度。この人が運命のお相手でーす、と。

 

DNAデータ上最良なので外れなしということで、国民からも当たり前に受け入れられていて、ほとんどの家庭が"政府通知"での夫婦っていう世界

通知きっかけで結婚したけど、みんなラブラブ。

なんせ遺伝子的に相性いいから。

 

通知のパートナーと自己紹介し、デートし絆を深めあい、それぞれの好きなタイミングで結婚する。高校生同士でも結婚できる。

出来るだけ早い結婚を~みたいに勧められたりするみたい

 

 

政府通知は、つまり、自分でパートナーを探すことはしなくていいし、通知さえ待てば、何か重大なことさえ起きない限り必ず結婚できるんですよ

恋愛で努力する必要も傷つく心配もなし

政府が決めてくれた相手を知り、結婚。

絆を深め合う、ラブラブになるってのは、結婚してからでも充分です!とも言える

そんな世界。

 

ただし、政府は"政府通知"を推進しているので、通知がきてからの自由恋愛は排除・禁止。

それまでのお相手とは別れることを勧められる。

今まではお遊び、みたいな

 

もちろん、今まで付き合ってきた人が好きでその人と結婚しようとしてた人もいる

通知のパートナーなんか嫌!と。

その場合は駆け落ちしかない。

駆け落ちして自由恋愛を強行する

まわりはざわざわ…。

だって、通知=幸せっていうのが当たり前だから

っていう、そんな世界。

 

…どうですか?

 

 

設定が本当面白い。

こんな世界、もしかしたら、いつか現実になるかもしれませんねー

マイナンバーとか作ったし、いずれ遺伝子情報も何らかの形で管理されるかも

少子化高齢化、深刻な問題ですもんね

いろんな対策を練っているところだと思いますけど。

"政府通知"で結婚相手を半強制的に紹介してしまえば、恋愛からの結婚を待たずして将来の一家庭が出来上がるわけですからねー

DNAでマッチしてますから、出産関しても保証できるって感じでしょうか

 

 

主人公・仁坂葵は、幸せな結婚に憧れる優柔不断な女子高生

「どっちにしようかなー、こっちかなー、あっちかなー、どうしようー」

をひたすら繰り返す女子らしさ溢れる感じ

この優柔不断な性格が、恋と嘘のポイント。

 

それを側で優しく見守るのが、幼なじみ・司馬優翔

「おれ、こっちにするから、そっち頼んで半分こしよう?」

 って言ってくれる気遣い抜群な幼なじみ

演じる北村匠海のイメージにぴったり。

 

そして、通知のパートナー・高千穂蒼佑

「おれの言うことさえ聞いてればいいから」的な俺様系パートナー

葵や優翔との出会いによって、少しずつ変わっていきますが、クール男子。

 

 

葵の誕生日、待ちに待った"政府通知"

どんな相手かドキドキしているところに、優翔から告白されます。

告白されたと同時に通知相手の蒼佑が会いに来ます。

葵は、幼なじみ・優翔を選んでの駆け落ちか、通知相手・蒼佑との約束された将来か、どちらを結婚相手に選ぶのかっていう話。

 

どちらを~っていっても通知相手を選ぶのが映画の中での普通ですが、なんせ葵は優柔不断。優翔と蒼佑も大切に想う気持ちもあって、揺れ動きます。

 

優翔を選んで駆け落ちっていうのも、仰々しいですけど政府の決定に逆らうってことにもなるので、最悪家族との縁を切る…ってことにもなりかねません。

 

でも蒼佑には初めて会ったばかりな上、性格や趣味もこれから知っていくので、不安が大きいことは確か。

 

葵にとっての究極の選択。

簡単にパートナーと言いますが、結婚相手ってこれから先のどれくらいだかの未来を一緒に歩んでいくんですから

文字通り一世一代の選択となるわけです。

 

 

映画を観ながら予想しますよね

自分だったらどっちかなーとか

どちらも良いんですよ、どちらも葵のことを大切に想い愛している。葵も二人が大切で大好きなんです。そりゃ迷う

でも意外な結末が待っています

意外な理由とともに。

 

 

ただ、エンディング、かなり贅沢というか

ちょっとずるいなーと思いました

もちろん、どっちかを選んでます

3人で仲良く一緒にとかはしてません

でも…ずるい!

 

そりゃないわーって正直、なりました

でも、葵が幸せなら満足です。

 

エンディングは原作とは違うんでしょうかね、読んでないのでわかりませんが

 

 

自分だったら、司馬優翔一択です

いや、北村匠海ファンだからっていうのも、ありますけどね(笑)

優翔、すごく気が利くんですよ

よく葵のことを見ていて、優柔不断で迷っていたら、自分が片方買って半分こを提案する。葵が両方食べられるように。

葵が欲しいものもわかってる、やりたいことも察する、そんな幼なじみ。最高でしょ。

 

蒼佑の俺様な感じ、俺についてこいって感じが好きな人も多いと思います

蒼佑のスペックも剛評価まちがいなしでしょうし

どちらもファンがつくでしょうね

 

 

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【まとめ】

 "政府通知"は、結婚相手を決めてくれる、政府公認結婚相談所的なやつ。

もちろんアフターケアもばっちりです。

優しくて安心できる幼なじみか、高スペック俺様系通知相手か、迷うところ。

 葵の選択は…めっちゃ贅沢でした、羨ましい。

 

 

それでは、これからもよろしくお願いいたします。

 

【司馬優翔みたいな中身の人がいたら、迷わずアタックするでしょう。気が利く優しく見守る人、どこかにいないでしょうか】